手話通訳技能認定試験」カテゴリーアーカイブ

第18回手話通訳技能認定試験(手話通訳士試験)実技試験聞き取り通訳試験2006年(平成18年)

スポンサードリンク

第18回手話通訳技能認定試験(手話通訳士試験)実技試験聞き取り通訳試験2006年(平成18年)

聞き取り通訳試験(問題)

第1問 テーマ「新しい医療の受け方」

今、医療の世界で、直訳すれば「第二の意見」という意味の言葉が使われるようになっています。病院で治療を受けている者が、現在の診断や治療について、主治医以外の医師の意見を聞く「セカンド・オピニオン」です。
 「セカンド・オピニオン」を聞くためには、原則として、「紹介状」と検査のデータが必要になります。「セカンド・オピニオン」は、これらの資料に基づいて、診断や治療についての意見を提供するもので、新たな検査や治療は行いません。
もともと、アメリカで始まり、日本においても、徐々に広がってきています。しかし、まだまだ普及していないために、患者は、「主治医に失礼になるのでは」と思いがちのようです。
一方、がんや心臓病のように、治療方法が日進月歩している領域では、その必要性はより高まっています。
また、診療情報を請求する場合、平成18年4月から3割負担の患者の場合は1,500円で請求できるようになりました。
患者が納得して治療を受けるためにも、積極的に利用されるようになることが望ましいのです。

第2問 テーマ「夢をかなえたイチロー」

人は誰しも夢を持ちます。夢を持ち、それを実現させるべく燃えることができるのは人間だけです。
大リーグのイチローの人生も、幼い時に夢を持ったときから始まったのです。
人はイチローを「天才」といいます。確かにその資質は類まれなるものでしょう。でも小学校6年生のときの彼の作文を目にすると、資質だけでなく、それを上回る努力と強じんな意志があったればこそ、今のイチローがあるのだということがうかがえます。
その作文は「僕の夢は一流のプロ野球選手になることです。」から始まっています。これだけだったらなんの変哲もない子どもの夢です。ところが、このあと、この作文はその夢を実現する上で何が大切かを如実に語っているのです。
そこには「僕は3歳のときから練習を始めています。3年のときから今では365日のうち360日は厳しい練習をやっています。だから1週間で友達と遊べる時間は5、6時間です。」となっています。
ここには、自分の夢に対していささかも迷うことなく、自らの夢に対して代償を払おうとする本気があふれています。

スポンサードリンク