2010(平成22)年度手話通訳者全国統一試験「手話の要約試験 解答例」

スポンサードリンク

2010(平成22)年度手話通訳者全国統一試験「手話の要約試験 解答例」

(1) 私は今まで介護現場で色々な人との出会いがあった。自分が啓発された出会いが2つある。私はろうだが健聴並みに声を出し聞く努力が必要だと言われたが自分はできずダメだと思った。25歳の時に車椅子の女性に会い自分の苦しい思いを打ち明けたら、そのままでいいのだと言われ、そんな事を初めて言われホッとし+思考になることができた。2人目は盲ろうの男性との出会いだ。彼は盲にもなって引きこもっていた。私は外に出て人と会って欲しいと手話サークルの行事に彼を連れ出した。会話が成立しなかったが、皆に触手話を教えると会話でき彼も喜んでいた。介護の現場で出会いと経験を積み重ねてきて周りも自分も変わった。人との出会いの大切さをこれから手話講座や学校などで伝えていきたい。

(2) 介護現場で人と出会い、学んだことの中から、2つ話す。1つ目、25歳になるまでずっと健聴者と同じように話せるように努力しろと言われ続け、それができない自分はダメだと、-の考え方も持っていた。しかし車イスの女性と出会い、そのままで良い、できないことは助けてもらえば良いと言われ、初めはショックだったが、話すうちに+の考えに変わった。2つ目、盲ろうの男性。彼は盲になり、家に閉じこもっていた。私は人に会って欲しいと思い、手話サークルの行事に誘った。初めはコミュニケーションがとれなかったが、触手話を教えると通じ、彼も喜んでいた。これらの経験から、やはり人との出会いや経験の積み重ねから人は変わることができると思った。私も出会いを大切に、色々な場で経験を話していきたい。

(3) 私が介護現場での人との関わりの中で気づいたことが2つある。1つ目はろう者である私は今まで自分のことをダメだなぁ、と考えていた。しかし私が25歳の時、車いすの女性と出会い、彼女から「そのままでいい。私は立って歩けないが、人に手助けしてもらう。いろんな方法があっていい。」と言われてはじめはショックだった。しかし徐々に気が楽になり、考え方がマイナスからプラスに変わった。2つ目は盲ろうの男性との出会いだ。彼は盲になってから家にこもりきりだったが、私は彼に人と会ってほしいと思い、サークル行事に誘った。周囲に触手話を教え、交流ができて彼は嬉しそうだった。介護現場での出会いや経験の積み重ねは自分も周囲も変わっていく。今後、講座や学校で自分の経験を伝えていきたいと思う。

(4) 私は今まで介護現場で色々な人達と出会い気づかされたことも多い。①今まで、健聴者と対等になる為に努力が必要と言われ、努力してきた。しかし、ろう者には難しいことも多く、私はダメな人間だと思っていた。だが25歳の時、車いすの人に出会い「あなたはそのままで良い」と言われ、気持ちが軽くなり、マイナス思考からプラス思考へと考え方が変わった。②盲ろう者との出会いもあった。その人は引きこもっていたが、私は人と会って欲しいと思いサークル行事に連れ出し、サークルの人に触手話を教え、通じた時の、盲ろう者の喜んだ表情を見た時は嬉しかった。介護現場で色々な人との出会いで周りも自分も変わることができる。私はこれからも人との出会いを大切にし、学校など色々な場所で私の経験を伝えていきたい。

(5)介護現場で仕事をする中で、人と出会って気づかされたことがある。今まで、健聴者と同様に発語や読み取りができないとダメだと言われてきたが、私は聞こえないからできない。自分はダメだと-思考だった。25歳の時車いすの女性と出会い悩みを打ち明けたら「そのままでいいのよ。できないことは誰かに助けてもらえばいい」と言われ、+思考になった。盲ろうの男性にも出会った。彼は家に引きこもっていたが、サークルの行事に連れ出し、触手話などで会話ができる喜びを知り、表情が明るくなった。介護現場での経験の中で、人と出会うことでまわりも自分も変わってゆく事を学んだ。これからも沢山の人と交流し、経験を積み重ね、その体験を講座や地域の学校などで話していきたいと思っている。

スポンサードリンク