聴覚障害者の生活

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聴覚障害者の生活

1. 聴覚障害者が生活に困っていることとしては

(1) 一般的には健聴の家族との会話で筆談や読話だけでは医師の疎通に困難がある。
(2) 職場の朝礼や会議で手話通訳なしで何を話しているかわからない。後で簡単なメモを渡されることがある。
(3) 災害時の緊急避難放送などの情報が入らない。

2. 聴覚障害者の生活について

(1) 遺産相続など、聴覚障害者にも直接関わってくるような問題の時も家族との話し合いから外されてしまい、結果のみを知らされてしまったというケースがある。
(2) 非難に関する情報が入らない、ガス漏れの放送が聞こえないなど阪神大震災の教訓を生かし、地域で手話や聴覚障害者問題を学び、緊急時に限らず、日頃から声をかけ合って助け合っていくことが大切である。
(3) 医療の専門用語を聴覚障害者に理解しやすいように、視覚的にわかりやすい説明を医療従事者にお願いするのも理解を助けるための一つの方法である。
(4) 身体障害者雇用促進法により、聴覚障害者の雇用が増えたが、コミュニケーションがうまくいかない、会議と研修の保障ができないといった課題を多く抱えている。

3. 身体障害者の雇用について
(1) 身体障害者の雇用についての法律は1960(昭和35)年、身体障害者雇用促進法の制定があります。この法律は、従業員数に応じて障害者を雇用しなさいと定めたものです。1976(昭和51)年にはこの法律を義務付けます。守らないところは納付金を納めることになったのです。

4. 聴覚障害者の生活について

(1) 聞こえないということは、、コミュニケーションが取れないという問題だけではありません。聞こえないことが外見からわかりにくく、補聴器をつけていれば聞こえると思われるため、後ろからの話し掛けや、放送での呼び出しに返事や子応答がないことで周囲の誤解を受けたり、また、家族間や職場の大事な話し合いや診察などで結果だけが伝えられるといったことも起こっています。

5. 地域の人々とのコミュニケーションについて

(1) 地域活動への参加は聴覚障害者の場合どうでしょうか。テレビで手話が広がってきたこともあっか、引っ越しなどをきっかけに聴覚障害者が積極的に近所に回ってあいさつする中でかかわりを持とうとする人たちが増えてきました。また、自治会の集まり等、通訳が必要なときに通訳者を派遣する場合があります。

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