手話通訳者全国統一試験の国語

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1.四字熟語

(1)人事不省(じんじふせい)→まったく知覚や意識を失うこと。重病や重傷などで意識不明になり、昏睡こんすい状態になること。▽「人事」はここでは、人のなしうることの意。「不省」はわきまえない、かえりみない意。

(2)主客転倒(しゅかくてんとう)→主な物事と従属的な物事が逆の扱いを受けること。物事の順序や立場などが逆転すること。▽「主客」は主人と客人。転じて、重要なことがらと、付けたり、従属的なことがらのこと。「客」は「きゃく」とも読む。また、「転」は「顛」とも書く。

(3)七難八苦(しちなんはっく)→様々な苦しみや困難のこと。
七難は観音経においては大火の難、大水の難、羅刹難(風難)、刀杖とうじょう難、悪鬼難、枷鎖かさ難、怨賊難。
ただし、経典によって異なる。
八苦はすべての生物に存在する根本四苦である生死老病と、人に存在するとされる親愛なる者との離別の苦、恨み憎む者とも会わねばならない苦、求めるものが得られぬ苦、五感より生ずる苦のこと。
戦国時代の尼子家家臣であった山中鹿之助が三日月に「願わくば、我に七難八苦を与えたまえ」と祈ったことで有名。
山中鹿之助はその理由を「自らの成長を苦難によって試したいのだ」と語ったとされる。
類義語に「艱難辛苦」「四苦八苦」など。

(4)徒手空拳(としゅくうけん)→手に何も持っていないこと。また、何かを始めようとするときに、身一つで他に頼むものがないこと。▽「徒手」「空拳」は、ともに素手の意。

(5)佳人薄命(かじんはくめい)→美人はとかく薄幸であること。美人は美しく生まれついたため数奇な運命にあって、とかく幸せな一生が送れないものであること。また、美人はとかく短命であること。立派な人について言う場合もある。▽「薄命」は不運のこと。運命に恵まれないこと。また、短命の意にも用いる。

(6)抜山蓋世(ばつざんがいせい)→山を引き抜くほどの強大な力と、世を覆い尽くすほどの気力があること。威勢がきわめて盛んなさま。もとは漢の劉邦りゅうほうと天下を争った楚その項羽こううが、寵愛ちょうあいの虞美人ぐびじんと最後の酒宴を催した折に、自分の盛んな力量と意気をいった語。▽「抜山」は山を引き抜くこと。「蓋世」は世を覆う、世を圧倒すること。「力は山を抜き、気は世を蓋おおう」の略。「山やまを抜ぬき世よを蓋おおう」と訓読する。

(7)荒唐無稽(こうとうむけい)→言説などがでたらめでよりどころがないさま。▽「荒唐」は言説などによりどころがなく、とりとめのないさま。「無稽」は根拠がないこと。でたらめであること。「稽」は考える意。「無稽荒唐むけいこうとう」ともいう。

(8)前途洋々(ぜんとようよう)→今後の人生が大きく開けていて、希望に満ちあふれているさま。▽「前途」は将来、目標までの今後の道のり。「途」は道のりのこと。「洋洋」は水があふれるように一面に満ちている様子。前途が大きく広がっていることを表す。

(9)自業自得(じごうじとく)→自分の行いの報いを自分が受けること。一般には悪い報いを受ける場合に用いる。もとは仏教の語で、自分のした善悪の行為で、みずから苦楽の結果を招き受けること。▽「業」は行為。

(10)朝三暮四(ちょうさんぼし)→目先の違いにとらわれて、結局は同じ結果であることを理解しないこと。また、言葉巧みに人を欺くこと。転じて、変わりやすく一定しないことや生計の意味でも使われる。▽「暮四朝三ぼしちょうさん」ともいう。

(11)一石二鳥(いっせきにちょう)→一つのことをして、二つの利益を得るたとえ。一つの行為や苦労で、二つの目的を同時に果たすたとえ。一つの石を投げて、二羽の鳥を同時に捕らえる意から。▽今では、ここから「一石三鳥」「一石四鳥」などという語も使われる。

(12)眉目秀麗(びもくしゅうれい)→容貌ようぼうがすぐれ、たいへん美しいさま。男性に用いる語。▽「眉目」は眉まゆと目のこと。転じて、顔かたち。「秀麗」はすぐれてうるわしいさま。

(13)百家争鳴(ひゃっかそうめい)→いろいろな立場にある人が自由に議論をたたかわせること。多くの学者や専門家が何の遠慮もなく、自由に自説を発表し、活発に論争し合うこと。中国共産党のスローガンの一つ。▽「百家」はたくさんの学者・専門家。「争鳴」は自由、活発に論争すること。

(14)天地無用(てんちむよう)→運送する荷物などに表示する語で、破損の恐れがあるため上と下を逆にしてはいけない、の意。

(15)厚顔無恥(こうがんむち)→厚かましく、恥知らずなさま。他人の迷惑などかまわずに、自分の都合や思惑だけで行動すること。▽「厚顔」は厚かましいこと。ずうずうしいさま。面の皮が厚いこと。「無恥厚顔むちこうがん」ともいう。

(16)威風堂々(いふうどうどう)→態度や雰囲気に威厳が満ちあふれて立派なさま。周囲を圧するような威厳があって、おかしがたいさま。気勢が非常に盛んな形容。▽「威風」は威厳に満ちるさま。また、威厳があって、おかしがたいさま。「堂堂」は立派で力強いさま。

(17)三寒四温(さんかんしおん)→冬季に寒い日が三日ほど続くと、その後四日間ぐらいは暖かいということ。また、気候がだんだん暖かくなる意にも用いる。

(18)五里霧中(ごりむちゅう)→物事の様子や手掛かりがつかめず、方針や見込みが立たず困ること。また、そうした状態。五里にもわたる深い霧の中にいる意から。事情などがはっきりしない中、手探りで何かをする意にも用いる。▽「五里霧」は五里四方に立ち込める深い霧。

(19)二束三文(にそくさんもん)→売値が非常に安いこと。いくら売っても、もうけが出ないほどの安値で売ること。投げ売り。▽昔、金剛草履(藁わらや藺いなどで作られた大形で丈夫な草履)は、二足でわずか三文の値段で売られていたことから。「束」は「足」とも書く。

(20)八方美人(はっぽうびじん)→だれに対しても、如才じょさいなく振る舞うこと。また、そのような人。どこから見ても欠点のない美人の意から。▽「八方」はあらゆる方向。この言葉は、悪い意味で用いられることが多い。

(21)縦横無尽(じゅうおうむじん)→自由自在に物事を行うさま。思う存分に。四方八方に限りない意から。▽「縦横」はたてとよこ。四方八方。転じて、自分の思うとおりに振る舞うさま。自由自在に。「無尽」は尽き窮まることがないこと。

(23)馬耳東風(ばじとうふう)→他人の意見や批評に注意を払わず、聞き流すことのたとえ。もとは春風が馬の耳に吹く意。人が心地よいと感じる春風が吹いても、馬は何も感じないように見えることからいう。▽「東風」は東から吹く風。春風のこと。「東風、馬耳を射る」の略。

(24)単刀直入(たんとうちょくにゅう)→遠回しでなく前置きなしに、いきなり本題に入り要点をつくさま。一本の刀を持ち、ただ一人で敵陣に切り込む意から。

(25)青天白日(せいてんはくじつ)→よく晴れわたった青空と日の光。転じて、潔白で後ろ暗いことのないことのたとえ。また、無実であることが明らかになること。▽「白日」は輝いて白い太陽のこと。「白日青天はくじつせいてん」ともいう。

(26)四面楚歌(しめんそか)→周囲がすべて敵や反対者で、まったく孤立して、助けや味方がいないこと。また、そのさま。孤立無援。

(27)臥薪嘗胆(がしんしょうたん)→将来の成功を期して苦労に耐えること。薪の上に寝て苦いきもをなめる意から。▽「臥」はふし寝る意。「薪」はたきぎ。「嘗」はなめること。「胆」は苦いきも。もとは敗戦の恥をすすぎ仇あだを討とうと、労苦を自身に課して苦労を重ねること。

(28)古今東西(ここんとうざい)→昔から今まで、あらゆる場所で。いつでもどこでも。▽「古今」は昔と今。昔から今まで。「古今」は時間の流れ、「東西」は空間の広がり。「東西古今とうざいここん」ともいう。

2.略語の日本語訳

(1) CEO→最高経営責任者chief executive officer、略語:CEO
(2) HIV→ヒト免疫不全ウイルスHuman Immunodeficiency Virus、HIV
(3) IAEA→国際原子力機関International Atomic Energy Agency、略称:IAEA
(4) ODA→政府開発援助Official Development Assistance, 略称:ODA
(5) NPT→核拡散防止条約Treaty on the Non-Proliferation of Nuclear Weapons、略称:NPT
(6) WHO→世界保健機関World Health Organization, WHO
(7) ILO→国際労働機関International Labour Organization、略称:ILO
(8) WFP→国連世界食糧計画United Nations World Food Programme、略称:WFP
(9) IMF→国際通貨基金International Monetary Fund、IMF
(10) ADHD→注意欠陥多動性障害Attention Deficit / Hyperactivity Disorder、ADHD
(11) ADA法→障害を持つアメリカ人法Americans with Disabilities Act of 1990)は、1990年に制定された連邦法。ADAとも呼ばれる。また、アメリカ障害者法とも訳される。
(12) GPS→全地球測位システムGlobal Positioning System, GPS
(13) WWF→世界野生生物基金World Wildlife Fund
(14) CEO→最高経営責任者chief executive officer、略語:CEO
(15) UNESCO→国連教育科学文化機関United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization。その頭字語である UNESCO
(16) FIFA→国際サッカー連盟Fédération Internationale de Football Association
(17) IOC→国際オリンピック委員会International Olympic Committee, IOC
(18) ODA→政府開発援助Official Development Assistance, 略称:ODA
(19) ISO→国際標準化機構International Organization for Standardization、略称: ISO
(20) IMF→国際通貨基金International Monetary Fund、IMF

3.日本語

(1) 日本語のアクセントを高低アクセントと言い、それに対し、英語のアクセントを強弱アクセントと言う。

4.同音異義語

(1) 紀行・寄稿・寄港・気功
(2) 回心・回診・改新・会心
(3) 仮設・架設・仮説・佳節
(4) 衛星・永世・衛生・永青
(5) 工学・向学・後学・高額
(6) 前身・漸進・善心・全身
(7) 道程・同定・童貞・同程
(8) 会故・解雇・蚕・懐古
(9) 対象・対照・対称・対症
(10) 関心・感心・歓心・寒心
(11) 転化・添加・転嫁・点火
(12) 収集・修習・収拾・蒐集
(13) 生長・成長・正調・清聴

5.作家・文学

(1) 吉里吉里人→井上ひさし
(2) 斜陽→太宰治
(3) 黒い雨→井伏鱒二
(4) ノルウェイの森→村上春樹
(5) 森鴎外の生まれ年は→1862年
(6) 太宰治と松本清張と中島敦は1909年生まれである。
(7) 羅生門→芥川龍之介
(8) 走れメロス→太宰治
(9) ごんぎつね→新美南吉
(10) 舞姫→森鴎外

6.諺・慣用句

(1) 牛に引かれて善光寺参り→偶然のきっかけで、進行や趣味に導かれること。
(2) 火中の栗を拾う→難しくて、自分の利益でもないことに挑戦すること。
(3) 弘法は筆を選ばす→達人は道具に関係なく、上手だということ。
(4) 青は藍より出でて藍より青し→弟子が支障を超えてうまくなるということ。
(5) 爪に火をともす→たいへな倹約すること。
(6) 手のひらを返す→急に態度をかえること。
(7) 現を抜かす(うつつをぬかす)→夢中になりすぎること。
(8) 鴨がネギを背負ってくる→好都合が続くこと
(9) 泥棒を見て縄をなう→物事への対処が遅いということ。
(10) 竹馬の友→幼いころからの友達
(11) 良薬は口に苦し→役に立つ忠告は厳しく聞こえるということ。
(12) 能ある鷹は爪を隠す→実力のある人は見せびらかさないこと。
(13) 尻に帆をかける→大急ぎで逃げ出す。
(14) 尻に火が付く→期限が迫ってあわてる。
(15) 尻に敷く→人を押さえつける(妻が夫を)。
(16) 尻拭いをする→他人の後始末をする。
(17) 情けは人のためならず→人にかけた情けは、回り回って自分に返ってくる。
(18) 手が後ろにまわる→逮捕される。
(19) 手が足りない→人数が不充分である。
(20) 手も足も出ない→施す手段がない。
(21) 手に余る→もてあます。
(22) 紺屋の白袴→紺屋が、自分は染めていない白袴をはいていること。他人のことで忙しく、自分のことには手が回らないことのたとえ。また、いつでもできると思い、何もしないで終わることのたとえ。
(23) 流れに棹さす→流れに棹をさして水の勢いに乗るように、物事が思いどおりに進行する。誤って、時流・大勢に逆らう意に用いることがある。

7.重箱読み
重箱読み(じゅうばこよみ)は、日本語における熟語の変則的な読み方の一つ。語の上の字を音として、下の字を訓として読む「重箱」(ジュウばこ)のような熟語の読みの総称である。原則として規範的な読み方ではないとされるが、現代の日本語においては、和語と漢語が結合した混種語も日常語として深く浸透しており、慣用になっているものも少なくない。

これに対して、上の字が訓、下の字が音とする読み方を湯桶読みという

(1)重箱(ジュウばこ)
(2)音読み(オンよみ)
(3)額縁(ガクぶち)
(4)客間(キャクま)
(5)経木(キョウぎ)
(6)金玉(キンたま)
(7)金星(キンぼし)
(8)香醋(コウず)
(9)工場(コウば)
(10)残高(ザンだか)
(11)桟橋(サンばし)
(12)新顔(シンがお)
(13)雑木(ゾウき)
(14)総花(ソウばな)
(15)台所(ダイどころ)
(16)大横綱(ダイよこづな。「おおよこづな」とも読む)
(17)反物(タンもの)
(18)団子(ダンご)
(19)蝶番(チョウつがい。「チョウバン」という読みもある)
(20)賃上げ(チンあげ)
(21)頭突き(ヅつき)
(22)等幅フォント(トウはば – )
(23)豚汁(トンじる)
(24)番組(バンぐみ)
(25)本棚(ホンだな)
(26)本屋(ホンや)
(27)役場(ヤクば)
(28)路肩(ロかた)

以下は漢字の選ばれ方に語義との脈絡が乏しく、当て字の性格が強いもの。当て字の結果たまたま重箱読みに見える形になった例である。考察するにあたって日本語の語生成を論じる必要がなく、単に「当て字の当て方」を論ずればこと足りるという点で、典型的な重箱読みとはやや異質なものである。
(29)試合(シあい)
(30)馬鹿(バか)
(31)派手(ハで)
(32)半田(ハンだ)
(33)味方(ミかた)

以下は固有名詞の例。 一般に固有名詞における漢字の読み方は非常に多様で、分類も困難であり、通常はこれらを重箱読みとは呼ばない。[要出典]
(34)新橋(シンばし)
(35)山谷(サンや) – 「や」を「谷」の事実上の音読みと扱い、音読熟語とみなすこともある。常用漢字表では「谷」に「や・ヤ」の訓を掲げていない。

8.湯桶読み

湯桶読み(ゆとうよみ)は、日本語における熟語の変則的な読み方の一つ。漢字2字の熟語の上の字を訓として、下の字を音として読む「湯桶」(ゆトウ)のような熟語の読みの総称である。原則として規範的な読み方ではないとされる[誰によって?]が、現代の日本語においては、漢語と和語が結合した混種語も日常語として深く浸透しており、慣用になっているものも少なくない。

これに対して、上の字が音読みで下の字が訓読みのものを重箱読みという

(1)朝晩(あさバン)
(2)青姦(あおカン)
(3)雨具(あまグ)
(4)甘食(あまショク)
(5)粗熱(あらネツ)
(6)粗利(あらリ)
(7)薄化粧(うすゲショウ)
(8)大騒動(おおソウドウ)
(9)大舞台(おおブタイ)
(10)遅番(おそバン)
(11)親機、子機(おやキ、こキ)
(12)返り点(かえりテン)
(13)株券(かぶケン)
(14)雷竜(かみなりリュウ) cf. アパトサウルス#漢訳名
(15)切土(きりド)、盛土(もりド)
(16)小兵(こヒョウ)
(17)白菊(しらギク)
(18)敷金(しきキン)
(19)高台(たかダイ)
(20)薪能(たきぎノウ)
(21)血肉(ちニク)
(22)手数(てスウ)
(23)手帳(てチョウ)
(24)手榴弾(てリュウダン) cf. 関連記述あり。
(25)手料理(てリョウリ)
(26)鶏肉(とりニク)
(27)野宿(のジュク)
(28)豚肉(ぶたニク)
(29)太字(ふとジ)、細字(ほそジ)
(30)冬景色(ふゆゲシキ)、冬化粧(ふゆゲショウ)
(31)見本(みホン)
(32)目線(めセン)
(33)闇市場(やみシジョウ)
(34)雪景色(ゆきゲシキ)、雪化粧(ゆきゲショウ)
(35)湯茶(ゆチャ)
(36)夕刊(ゆうカン)

また本来は音読みをする単語であるが、同じ分野で用いる同音異義語や似た音の言葉が存在するため、あえて慣用で湯桶読みを行う事例もある。以下が代表例である。
(37)買春(かいシュン)……売春(バイシュン)と識別。
(38)引数(ひきスウ)……因数(インスウ)と識別。
(39)市立(いちリツ)、私立(わたくしリツ)
(40)化学(ばけガグ)……科学(カガク)と識別。
(41)首長(くびチョウ)……市長(シチョウ)と識別。

以下は当て字であることがはっきりしているものや、漢字の選ばれ方に語義との脈絡が乏しく、当て字の性格が強いものの例。当て字の結果たまたま湯桶読みに見える形になったケースである。考察にあたって日本語の語生成を論じる必要がなく、単に「当て字の当て方」を論ずればこと足りるという点で、典型的な湯桶読みとは異質である。
(42)合図(あいズ)
(43)時計(とケイ)

9.カタカナ語の意味

(1) シェルター→避難施設
(2) ハイブリッド→複合体
(3) アパルトヘイト→人種隔離政策
(4) シルバービジネス→お年寄り向けの商売
(5) パンデミック→世界的大流行
(6) リユース→再使用
(7) サミット→主要国首脳会議
(8) ニート→就学せず・就職せず・求職行動も行わない若者
(9) ユビキタス社会→どのような場所でも、コンピューターが利用できる社会
(10) トレンド→流行
(11) ボーダーライン→境界線
(12) ユニバーサルデザイン→誰でもが使いやすい設計
(13) ステレオタイプ→紋切り型の考え方
(14) アカウンタビリティー→説明責任
(15) グローバリズム→国家を超えて、地球全体を一つの共同体としてみようという考え方。
(16) ジレンマ→相反する二つの事態の板挟みになって、決めかねている状態。
(17) インフォームドコンセント→患者が納得して治療を受ける診療。
(18) ピアカウンセリング→例えば、聴覚障害者自身が聴覚障害者の心理相談を行うようなカウンセリング。
(19) インテグレーション→障害児を普通児集団の中で教育すること。、
(20) バリアフリー→障害者の生活上の障壁を取り除くこと。

10.比喩表現

(1)隠喩(いんゆ)→比喩法の一。「…のようだ」「…のごとし」などの形を用いず、そのものの特徴を直接他のもので表現する方法。「花のかんばせ」「金は力なり」の類。暗喩。隠喩法。メタファー。

(2)直喩(ちょくゆ)→比喩法の一。「ようだ」「ごとし」「似たり」などの語を用いて、二つの事物を直接に比較して示すもの。「雪のような肌」「蜜に群がる蟻(あり)のごとく集まる」の類。明喩。→隠喩

(3)擬人法(ぎじんほう)→人間以外のものを人間に見立てて表現する修辞法。「鳥が歌う」「風がささやく」の類。

(14) 寓喩(ぐうゆ)→ある物事を比喩(ひゆ)を用いて一つの話にまとめ風刺・教訓などを暗示的に表す文芸の技法。諷喩(ふうゆ)。寓喩(ぐうゆ)。アレゴリー。

11.尊敬語・謙譲語・丁寧語・美化語とは

(1)尊敬語は、敬意を示すべき相手の動作に適用して、その動作を行なう人物(動作の為手)を高める。
例)専務が社長に書類をお渡しになる(→話し手から専務への敬意)

(2)謙譲語は、動作を行なう人に適用してその行為を相対的に低め、 結果としてその動作を受ける人物(動作の受け手)を高める。※現代では専ら自分や自分の身内の者だけに適用するケースが多いが、本来の謙譲語は自分だけでなく第3者の行為にも使える。
例)専務が社長に書類をお渡しする(→専務の動作を相対的に低めて、結果的に話し手から社長への敬意を表す。この場合、専務を侮るような意図は特にない)

(3)丁寧語は、話し手(書き手)から聞き手(読み手)への敬意を表す。
例)専務が社長に書類を渡します。(→この話を聞いている人への敬意)

(4)美化語は、話者が聞き手に上品な印象を与えるために使う語のことである。文法的に見て敬語とは言えないが、聞き手に対する配慮を示しているということで敬語に準じるものとしたり丁寧語に分類することもある。名詞には「お」や「御(ご)」を付けたり、語彙を変えたりして作られる。原則として、「お」は和語に付け、「御(ご)」は漢語に付ける。これには普通に使われるもの、男女に差があるものの、たまに使われるものなど違いで分けられる。また丁重語を美化語に入れることもある。美化語の中には女房言葉に由来するものも多い。
「お」をつける – 店→お店、茶→お茶、菓子→お菓子、食事→お食事、飲み物→お飲み物、下劣→お下劣、下品→お下品
「御(ご)」をつける – 住所→御住所、立派→御立派、説明→御説明、祝儀→御祝儀
語彙を変える – めし→ごはん、腹→おなか、便所→お手洗い

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