手話の基礎知識

手話の基礎知識

1. 手話について

(1) 手話は助詞がなくても文の意味が理解でき、語順の違いはあっても文の意味が理解しやすい仕組みになっている。
(2) 手話は身振りから発生した言語であるが、身振りそのものは言語ではなく、語彙を構成して初めて手話になる。
(3) 2006(平成18)年に国連で採択された「障害者権利条約」の第2条の定義で「『言語』は音声言語、手話及び他の形態の非音声言語を含む」と、手話は言語であることが明記されている。

2. 手話について

(1) 手話は「ろうコミュニティ」によって生まれ、発展してきた。
(2) 手話は、話し言葉として空間に表現されるものである。
(3) 手話は、助詞がなくても文の意味が理解できる。

3. 手話について

(1) 親指を立てた形が一つの核となり、位置、動き、組み合わせによって「父」「息子」「結婚」など多くの手話単語を生み出す。
(2) 実際に使われている手話の語彙数は、「日本語―手話辞典」の見出し語8320語を優にこえている。
(3) 手話は、身振りから発生した身振り言語であるが、身振りそのものは言語ではなく、語彙を構成して初めて手話になる。

4. 手話について

(1) 手話は基本的に話し言葉であって、文字に対応する「手話の文字」といえるものはないので、手話を文字で表現することはできない。
(2) 手話は助詞がなくても文の意味が理解でき、語順の違いはあつてもその方が分の意味が理解しやすい仕組みになっている。
(3) 手話は身振りから発生した身振り言語だが、身振りそのものは言語ではなく、語彙を構成して初めて手話になる。

5. 言語について

(1) 発音できる音声の最小の単位となるものを音節というが、音節は日本語で大体115音というごく狭い範囲である。
(2) (財)全日本ろうあ連盟日本手話研究所が編集発行した「日本語―手話辞典」の見出し語は8320語を数える。
(3) 「世界の言語」とは世界の各国で使われている言語の意味であるが、音声言語では7千語ほどあるとされている。ろう者は少数者なので人口の少ないところでは手話は生まれず、音声語よりはその数は少ない。

6. 日本の手話の歴史について

(1) 手話はろう者の集団形成とともに自然的に発生し、その集団とともに語彙を増やし、普及してきた。
(2) ことばというものは、社会生活の必要性から生まれるものであって、使うものの必要に応じて発展をしていくものである。

7. 日本語と手話について

(1) 日本語と比較して手話の語彙が増えないのは、手話を使って暮らしている人たちの社会参加状況が反映しているからである。
(2) 標準手話は、規範、モデルとして提示されたもの、共通手話は自然的なもので必要な範囲でごく普通に使われているものをいう。

8. 手話について

(1) 標準手話と共通手話は、言い方は似ていますが、意味は違います。標準手話とは規範であり、モデルとして提示されたものであり、共通手話とは自然的なもので、必要な範囲でごく普通に使われているものです。標準手話はそれを使う人たちの取捨選択を経て共通手話として普及していきます。

9. 手話の特徴や広がりについて

(1) 手話は、音声語に比べて表意性に富み、語順にあまりこだわらない特徴は、国際共通理解を得やすいという利点がある。
(2) 手話は、形、位置、動きを音節に相当する最小単位として、その組み合わせで単語、文を作ることが出来る。
(3) 音声言語と同様の二重分節が手話にもあることを発見した画期的な研究成果を出した人の名前はストーキーである。

10. 手話を日本語と比較するといろいろと異なった特徴があります。まず、基本的なちがいは日本語を音声語とするなら手話は動作語、あるいは見る立場からは目で見る言葉、視覚語ということです。

11. 標準手話とは、規範的なものでモデルとして提示されたものであり、共通手話とは自然的なもので、必要な範囲(例えば全国)で使われているものです。標準手話はそれを使う人たちの取捨選択を経て共通手話として普及していきます。

12. 手話は、ろう集団形成とともに自然的に発生し、その集団の成長とともに、普及発展してきました。わが国では、1878(明治11)年に、京都に創設されたろう学校(創立時点での名称は京都盲唖院)で、初めてのろう児の集団が形成され、手話はそこで萌芽的な形態で表れます。
そして、その卒業生を中心にして継続的な成人ろうあ者の集団が作られるとともに手話は次第に成長していきました。

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