聴覚障害の基礎知識
1. 聞こえの仕組み、状況などについて
(1) 耳が2つあるのは、音がどちらから来たのか判断するために役立つ。
(2) 伝音系の部分にも感音系の部分にも障害のある難聴を混合性難聴という。
(3) 聞きたい音が選びだせないのが感音性難聴の特徴である。
2. 平均聴力レベルとは、最も話しことばを聴くのに大切な音、500Hz、1000Hz、2000Hzの音のデシベル値を平均して算出した数字で、身体障害者手帳交付の判定などにはみこの数値が使われる。
3. 音について
(1) 音の物理的性質として大きさ、高さ、音色という要素がある。
(2) 音の高さは空気の振動の速さで決まり、1秒間の振動数を周波数といって、単位はHz(ヘルツ)である。
(3) 同じ高さ、同じ大きさの音でもピアノとヴァイオリンでは違って聞こえる。これは空気振動の波形の違いによるものである。
4. 聴覚障害について
(1) 伝音難聴は、内耳に耳のエネルギーが伝わりにくくなるだけなので、補聴器は有効である。
(2) 感音難聴は、話し言葉の弁別がしにくい、大きい音がうるさいなど特徴がある。
(3) 人工内耳は、内耳の感覚細胞が失った場合に直接電極で聴神経を刺激して聴力をある程度とりもどそうとするものである。
5. 聴覚障害について
(1) 伝音系の部分にも感音系の部分にも障害のある難聴を混合性難聴という。
(2) 伝音難聴の場合は単に内耳に音のエネルギーが伝わりにくくなるだけなので補聴器が大変有効である。
(3) 感音難聴の特徴の一つは、小さい音は聞こえないのに大きい音にはうるさく感じることがある。
6. 音について
(1) 音の物理的性質として大きさ、高さ、音色という要素がある。
(2) 音の大きさ(強さ)は空気の振動の大きさ、振幅で決まり、dBという単位が用いられる。
(3) 音の高さは空気の振動の速さで決まり、1秒間の振動数を周波数といって、単位はHzと呼ぶ。
(4) 同じ高さ、同じ大きさの音でもピアノとヴァイオリンでは違って聞こえる。これは空気振動の波形の違いによるものである。
7. 音について
(1) 音の大きさ(強さ)は空気の振動の大きさ、振幅で決まり、dB(デシベル)という単位が用いられる。
(2) 音の高さは空気の振動の速さで決まり、1秒間の振動数を周波数といって、単位はHz(ヘルツ)と呼ぶ。
(3) 音色は、例えば同じ高さ、同じ大きさの音でもピアノとヴァイオリンでは違って聞こえます。これは空気振動の波形の違いによるものである。
8. 聞こえの仕組みについて
(1) 音、空気振動は外耳道に入り、つき当たりの鼓膜に付着する耳小骨が振動して、そのエネルギーは蝸牛に伝えられ、聴神経を興奮させ、それが脳に伝えられます。
9. 聞こえの仕組み、状況などについて
(1) 耳が二つあるのは、音がどちらから来たのか判断するために役立つからである。
(2) 声は聞こえるが、言葉がわからないのが感音性難聴の特徴である。
10. 音の三要素について
(1) 音色とは、空気振動の波形の違いによるものである。
(2) 音の高さの単位をHz(ヘルツ)といい、1秒間の振動数を周波数という。
(3) 振動数が多いほど音は高くなり、20000Hzを超えると超音波と呼ばれている。
11. 聞こえの仕組み、状況について
(1) 聴覚障害を理由とする身体障害者手帳の障害程度は2級、3級、4級、6級である。
(2) 感音性難聴は感覚として捉える部分の働きが悪くなる状態であり、老人性難聴や騒音性難聴なども感音性難聴に含まれる。
(3) 人間の普通の会話音の大きさは50~70dB位である。
12. 音の物理的性質について
(1) 音の大きさ(強さ)は、空気の振動の大きさ、振幅で決まり、dB(デシベル)という単位が用いられます。0dBは正常聴力の人が聞こえる最も小さい音の大きさを示しています。
(2) 音の高さは、空気の振動の速さで決まり、1秒間の振動数を周波数といって、単位はHz(ヘルツ)と呼びます。振動数が多いほど、高い音となり、人では20Hzから20000Hzが可聴範囲になります。この範囲の外にある空気振動は超音波と呼ばれています。
13. 聞こえの仕組み、状況について
(1) 補聴器を使って音を大きくする方法が有効なのは、音を振動として伝える働きが弱まる難聴です。高齢に伴い、耳の超細胞が減少していくことによって起こる難聴もあります。音を感覚としてとらえる部分の働きが悪くなる難聴を感音性難聴と言い、補聴器の効果がない場合、1994(平成6)年に医療保険適用となった人工内耳による補聴効果を期待する人たちもいます。
14. 感音難聴の理解または説明としては
(1) 音を感覚として捉える部分の働きが悪くなる状態。
(2) 小さな音は聞こえないが、大きな音はうるさく感じるという状態になる。
(3) 音は聞こえても、歪んで聞こえ、言葉がはっきりしないのが特徴。
15. 聞こえについて
(1) 音は空気の振動として、耳介で集められ、外耳道を通り、鼓膜を振動させます。鼓膜の奥には耳小骨がついていて、てこの原理などで振動が大きくなり、蝸牛へ伝えられます。蝸牛はリンパ液で満たされていて、そこへ加えられた圧力は液体の振動(波)となり、これに聴細胞がさらされ興奮し、その興奮が電気信号となって聴神経を津押して脳に達し、「聞こえた」となるわけです。音を振動として伝える外耳、中耳を伝音系、電気信号に変換して脳に送る内耳・神経を感音系と言います。
16. 言葉の発達と聞こえについて
(1) 子どもは生後数か月で周囲の大人と様々なやりとりを行うようになります。初めは顔の表情や泣き声、視線など非言語的な手段が用いられます。生後のいわゆる喃語期には、自分の出した声を自分の耳で聞くことを楽しみながら、発音器官の調整の基礎が培われます。
(2) 周囲の大人の言葉かけが積み重ねられることで言葉とその意味を結び付けていきます。生後10か月を過ぎた頃から、特定の音声を特定の意味で使うようになります。これが初語です。
17. 聴覚障害の原因としては
(1) 感音系難聴は、音を感覚として捉える部分の働きが悪くなる。
18. 聴覚障害等級について
(1) 聴覚障害2級→両耳の聴力レベルがそれぞれ100デシベル以上のもの(両耳全ろう)
(2) 聴覚障害3級→両耳の聴力レベルが90デシベル以上のもの(耳介に接しなければ大声語を理解しえないもの)
(3) 聴覚障害4級→①両耳の聴力が80デシベル以上のもの(耳介に接しなければ話声語を理解しえないもの)
②両耳による普通話声の語音明瞭度が50パーセント以下のもの
(4) 聴覚障害6級→①両耳の聴力が70デシベル以上のもの(40センチメートル以上の距離で発声された会話語を理解しえないもの)
②一側耳の聴力レベルが90デシベル以上、他側耳の聴力レベルが50デシベル以上のもの