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2003(平成15)年度手話通訳者全国統一試験「手話の要約試験 解答例」

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2003(平成15)年度手話通訳者全国統一試験「手話の要約試験 解答例」

(1) 私は北海道に住んでいます。両親、妻、2人の子どももろうあ者です。両親が聾学校に通っていた頃は戦時中で十分に勉強ができず、食糧不足だったそうなので、自分たちの時代は良かったと思います。また、普通学校とサッカーの試合もしました。両親の時代は就職範囲も狭く、服飾業をしていました。私は高等部の板金コースで学び、製本の仕事をしています。長男は警察になる夢を持っていましたが、耳が聞こえないのであきらめてしまいました。やはり聾学校には手話で会話ができ、子どもの夢を実現できるような聾教育を望んでいます。

(2) 私は、北海道で生活している。両親と妻と息子二人全員ろう者である。両親が学生の頃は戦争があり勉強どころではなく食料も不足していた。私はその頃より良く、サッカー部に入っていた。長男もサッカーをしているが、試合を見ると勇気がないように思う。仕事については両親の頃は職種が少なかった。私は板金を学んだが今は製本の仕事をしている。息子は幼い頃、警察官になる夢を持っていたが、今はろうあ者には無理とあきらめている。手話を使用して学ぶことができるようになり、息子の夢をかなえたい。

(3) 北海道で両親と息子2人と夫婦6人で暮らしてます。みんなろうです。学校教育の様子を見ると両親は戦争中で空爆や食糧難で苦労したようです。私は部活でサッカーをし、健聴の子供達と試合をしていました。長男もサッカーをしていますが、私と比べると消極的に見えます。職業については両親の時は選択も少なく両親は洋裁をしています。私は板金コースで学びましたが今は製本の仕事をしています。長男は警察になりたいそうですがろうあの警察官がいないのであきらめかけています。学校でも息子が夢をかなえられるように手話と一緒にはげましてほしいものです。

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