第26回手話通訳技能認定試験(手話通訳士試験)読み取り通訳試験2014年(平成26年)
第26回手話通訳技能認定試験(手話通訳士試験)読み取り通訳試験2014年(平成26年)
読み取り通訳試験問題(要約文)
「読み取り」第1問「薬剤師からの説明」(要約文)
薬剤師の三井と言います。私は耳が聞こえないので、手話通訳を介してお話します。
ご質問のジェネリック医薬品について、ご説明します。今お飲みの薬は、いわゆる「先発医薬品」といい、それに対してジェネリックは「後発医薬品」となります。安全性や有効性はどちらも同じです。ジェネリック医薬品のメリットは、低価格です。先発医薬品の2割から7割で手に入ります。研究開発や安全性にかかる費用が抑えられるからです。
お薬をたくさん服用している方や長期に服用している方は、負担額が安くなります。あなたの場合、今お使いの全ての薬がジェネリックに変更が可能です。もし心配であれば、医師と相談されてはいかがでしょうか。
「読み取り」第2問「運転免許取得の思い出」(要約文)
私が18歳の頃、ろう者の先輩が運転しているのを見て、自分も運転したいと思いました。
しばらくして、ろう協から、教習所に通えるというお知らせをもらい、ろう者8人で教習所に行きました。
教習前に、漢字の読み方を書かせる試験を受けさせられ、二人が不合格だったのですが、「みんながフォローするから。」と教習所にお願いをし、8人全員で教習を受けることになりました。
手話通訳もつき、教習は無事終了しました。本試験では、共に教習を受けた一人と受験しましたが、私だけ合格しました。もう一人は、再チャレンジして合格しました。
結局、8人中一人は期限切れで免許をとることができませんでしたが、ほかの7人は、無事免許を取得することができました。