第19回手話通訳技能認定試験(手話通訳士試験)読み取り通訳試験問題2007年(平成19年)

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第19回手話通訳技能認定試験(手話通訳士試験)読み取り通訳試験問題2007年(平成19年)

読み取り通訳試験問題(要約文)

第1問「運転」

 ろう者の運転免許取得が増えており、事故経験者もいると思います。私の事故の経験を話します。
 私は26年前に運転免許を無事取得しました。車を購入し、届いた車は真っ赤なボディのかっこいい車で、嬉しかったです。
 ろうの友人二人と和歌山県にドライブに行きました。山道をずっと登っていき、運悪く雨が降ってきましたが、カーブを曲がりそこねてガードレールに激突しました。車は大破。三人とも怪我をして、救急車で運ばれました。
 翌朝、警察に呼ばれ、筆談で話をすると、その場所は死亡事故多発場所で、三人とも無事だったことは凄い!運が良かった!と言われました。
 これからは事故を起こさないように、カーナビを付けて安全運転をしていこうと思っています。

第2問「太鼓」
 昔、子供の頃、夏祭りは通りがにぎやかになります。私は太鼓をたたく姿のかっこ良さに惹かれましたが、自分は聞こえないので残念だなと思いつつ、成長しました。
 その後、地元で、太鼓をやりたいとの意見が出て、皆でやろうということになり、20人くらい集まりました。
 友人に指導を頼んだら、知り合いを紹介してくれました。先生からは、あと3ケ月で練習できるのかと言われ、腹がたちましたが、皆で一致団結してやろうと自分たちの意志を示しました。週に2~3回、仕事を終えるとすぐに集まっては厳しい練習を重ねました。
 大会当日になり、本番の公演を終えました。私はとても燃えましたし、とてもよかったと言われました。先生も「大会の公演を見てろう者にもできる、とても感激した」と言い、涙を流されました。私も大変よかったと思いました。

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