第24回手話通訳技能認定試験(手話通訳士試験)読み取り通訳試験2012年(平成24年)

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第24回手話通訳技能認定試験(手話通訳士試験)読み取り通訳試験2012年(平成24年)

読み取り通訳試験問題(要約文)

「読み取り」第1問「趣味」(要約文)

 最近、週末を利用して趣味を楽しむ人が増えてきています。趣味活動で、仕事のストレスを発散させるのも大切なことでしょう。
 私の趣味は、スキューバダイビング、その醍醐味(だいごみ)は、海の中の形式、魚たちの美しさ、そして宇宙遊泳のような感覚の素晴らしさにあります。また、地上の喧騒(けんそう)とかけ離れた海の中の静寂な世界も良いものです。
 海の中では音声による会話はできません。しかし、ろう者の私たちは、地上と同じように手話で会話ができます。
 スキューバダイビングは、シュノーケリングとは違って、本格的な装備をつけて海中に深く潜ります。
 スキューバダイビングは、10歳以上の人ならば誰でも楽しめます。私が出会った人は、60歳でライセンスをとり、68歳の今でもスキューバダイビングを楽しんでいます。
 皆さんもやってみませんか。

「読み取り」第2問「仲間」(要約文)

 ろう協会と手話サークルが合同で忘年会を開きました。80人ほど集まったと思います。
 忘年会の企画は、私が担当したのですが、視界をお願いしていた田中さんが、当日、なかなか姿をあらわさず、開始時刻ぎりぎりになってやっときました。
 私は田中さんに、「もう始まるよ、視界をよろしく。」と言うと、彼は、「え、司会? 聞いていないよ。」と言うのであわてて、「前に頼んだよ。」と言うと、彼は、「え、頼まれた? いつ?」と全く覚えていない様子。私は、「理事会終了後の飲み会の時に頼んだら、わかったと言ってくれたよ。」と言ったのですが、彼は、「司会なんてできないよ。」と逃げてしまいました。
 飲み会の時に頼んだ自分がいけなかったのだと範囲背をしながら他の人にあたってみたのですが、他に引き受け手がいないので、仕方なく私が司会をしました。
 司会は、緊張するし、落ち着いて飲食ができないので、つらいなあと思っていたら、当の田中さんは皆と楽しそうに交流し食事しているので、「おい、俺の気持ちもわかってくれよ。」と言うと、田中さんは「わかった。」と言って、交代してくれました。やっと、ゆっくり、皆と交流することができました。
 ろう協と手話サークルのみんなとは、いつも、市役所との交渉や署名活動など一緒に活動している仲間なので、忘年会では楽しく交流したいですね。
 余った忘年会会費は、アジアろう者友好基金に寄付することにしました。

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